1965年の9月13日からワシントンで開催された「法による世界平和第2回世界会議」。
この会議で、9月13日を「世界法の日」とすることが宣言されました。
そんな記念すべき日に、日本の議会政治の父「尾崎行雄(咢堂)」を学んで、政治に対する見識を
深めてみてはいかがでしょうか?
江戸時代、安政生まれです。何歳位の頃の写真でしょうか
photo by Wikimedia Commons (Portrait of Ozaki Yukio)
相模原市緑区(旧津久井郡)は行雄の生誕地で、彼の号である「咢堂」の名前を冠した「尾崎咢堂記念館」が
あります。
尾崎行雄は、明治23年(1890年)の第1回総選挙以来、長く衆議院議員を務め、当選回数や議員勤続年数、
最高齢議員などの記録を持っています。
戦前には立憲政治を志して「犬養毅」などと共に藩閥政治と闘ったことから「憲政の神様」とも称され、長く
日本の憲政の発展に心を砕いた偉大な政治家です。
尾崎咢堂(がくどう)記念館に到着しました。
歴史の教科書で必ず習う人ですが、詳しい人物像については知らない人が多いのでは。(私もそうです)
「尾崎咢堂記念館」は、彼の生まれた尾崎家代々の屋敷跡に建設された記念館です。
館内には、行雄の写真や肖像画、遺品などが多数保管・展示されています。
館外にも、行雄直筆の「善悪乃標準の碑」や、尾崎家の井戸・墓地などが残されており、幼年期の彼の
暮らしを垣間見ることができます。
記念館では尾崎行雄の生い立ち、政治家としてのキャリアなどビデオ上映があります。
こんなに凄い人が居たんだと、感動するはずです。ビデオに登場するゆかりの方々も福沢諭吉、大隈重信、板垣退助、
犬養毅など超有名な人たちばかりでした。日本だけでなく、世界のことを絶えず考えていた方だった事がわかりました
善悪乃標準の碑です。要約すると「他人を幸福にする自分の行いを増やせ!」ということかなと思いました
国会前庭の憲政記念館。もとは尾崎記念会館でした
<ひとくちMEMO>
行雄は、東京市長時代にワシントンに桜の木を送ったことでも有名です。
やがて、里帰りした桜4種は「咢堂桜」と名付けられ、その内の『普賢象』が記念館の庭に植樹されています。
それと今では「全米桜祭り」が毎年春にワシントンD.C.で行われていて尾崎行雄の功績が分かります。
庭の咢堂桜です
ワシントンの桜