古くから人知れず田んぼを守り続けてきた「かかし」。
我々がおいしいごはんにありつけているのは、彼らのおかげと言っても過言ではないかもしれません。
かかしと言えばこの「へのへのもへじ」が定番スタイルですよね
さて、そんなかかしも近年は田んぼの数の減少もあってめっきり見る機会が減ってしまいました。
しかし、海老名市では年に一度、大量の、しかも珍しいかかしを見物できるチャンスがあります。
それこそ、「中新田かかしまつり」なのです。
「中新田かかしまつり」は、「昔ながらの原風景を今の子どもたちに見せたい」という、地元住民の思いから
始まったおまつりで、今年でなんと25回目を数えるそうです。
まつりは9月9日から24日まで開催され、その間、小田急小田原線「厚木駅」にほど近い会場には、たくさんの
かかしが並びます。
海老名市の「中新田かかしまつりも」も今年で25周年です
展示されるかかしは、まさに多種多様。
昔ながらの「へのへのもへじ」が書かれた一本足かかしから、人気のキャラクターを模したかかし、
世相にのっとったかかしまで展示され、私たちの目を楽しませてくれます。
毎年、流行りのキャラクターが登場します。
こちらはピコ太郎とえびーにゃ はアップルじゃなくてI have a strawberry ですね
こちらもピコ太郎?じゃなくて「イネ太郎」。ペンじゃなくて I have a イネですね。
水田のたくさん稲に穂がついていて、秋を感じさせます
保育園から小・中学生、ご家族の方まで市民の方々の力作揃いです。
見学の方々も結構いらして、お気に入りの“かかし”を撮影していらっしゃいました
地元住民が工夫を凝らした創作かかしをぜひご家族でお楽しみください。
<ひとくちMEMO>
かかしの起源は動物の糞尿を用いて害獣を遠ざける「嗅がし」ではないかという説があるのだとか。
そうだとしたら、いつの間にか完全に別物になっていますね。
個人のグループ以外にもお店や会社などでエントリーされている”かかし”もありました。
神奈川の地元テレビ局、テレビ神奈川さんの番組「猫のひたいほどワイド」の作品
いつもお世話になっています。スーパーなかや海老名店のかかし作品。タイトル「旨い魚ありますよ!!」です