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2017.06.09(金)

小ネタ情報部

6月11日は傘の日。目久尻川に伝わる傘ならぬ「かっぱ」の伝説  



6月11日は「日本洋傘振興協議会」が定める傘の日
6月といえば雨が多い季節なので、傘の日が6月にあっても不思議ではありませんね。
11日なのは、その日が雑節の「入梅」に当たることが多いからなのだそうです。

一方、傘に並ぶ雨グッズといえば雨合羽ですが、雨合羽には残念ながら「雨合羽の日」がないので、
特筆すべきことはありません。

代わりと言ってはなんですが、目久尻川に伝わる合羽ならぬ河童の話をご紹介します。

相模原市南区と座間市にまたがる相武台付近を水源とする目久尻川。
実は、江戸時代の文献では「目穿川」の表記でした。
目を穿つと言う恐ろしい名前の由来は、この川に伝わる河童の伝説に由来するとされています。

それによると、人里で悪さをする河童の集団を懲らしめ、見せしめとして河童のリーダーの目を穿ったことから
「目穿川」と名が付いたそうです。恐ろしい話ですね。

海老名市にある伊勢下村橋は、そんな河童の伝説が今も息づく橋です。



海老名市にある伊勢下村橋のカッパちゃんです


欄干に河童の像が建てられ、格子には河童のレリーフがはめられたその橋は、地元の人から「カッパ橋」と呼ばれ親しまれています。

ひょっとすると伝説の舞台はこの辺りなのかもしれませんね。



伊勢下橋の目久尻川には「カッパ」でなく鯉がたくさん泳いでいました


何かとても落ち込んでいるカッパちゃんです (綾瀬市小園橋の像)


慰めているのでしょうか



<ひとくちMEMO>
欄干に立つ河童像。この像はいつからか、服を着せられ、帽子を被されるようになったそうです。
季節ごとに衣服が着せ替えられているのですが、しかし誰がやっているのかは分からないのだとか。
以上、カッパ橋の謎でした。



バンダナを巻いてショルダーバッグも持っている可愛い手作りの洋服を着ているカッパちゃん。
実はもう1匹?(体)いましたよ。
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